photo galleries
Libya
2011 ARABIAN SPRING ~アラブの春 リビア革命へ~
2011年 2月17日…
この日、リビアで革命が生まれた。
今までのものを否定し、新しく何かが生まれようともがき、苦しんでいる。
いったい何が正しいのか?何が必要なのか?何がゴールなのか?
誰もどれも全部当てずっぽうだと気付いていながら。
感情が飛び散る。
人々は嘆き、悲しみ、勝利に喜び、そして憎む。
革命という名の大義名分がまるで甘いフレンチトーストのように、
真実をやさしく包み、怖いくらいピュアになっていく。
憎め!目の前の敵を!
救え!目の前の友を!
見つけろ!俺達の居場所を!
故郷と呼ぶべき大地を想い、骨を休める場所を騒がしくさせる
血や涙や感情で。
その間、天使と悪魔は彼らを自分のものにしようとする。
僕には聞こえてくるんだ、ただ聞こえてくるんだ。
でも何も持っていない。だって必要ないもの。
言葉があるのにどうして行動が必要なの?
いつか僕の声は届くだろうか?
2月17日 新しく何が生まれるというのだろう。あるのはたくさんの死。
そしてこの日、僕は生まれた…